宋詞
醉太平·闺情·情高意真
情高意真,眉长鬓青。
小楼明月调筝,写春风数声。
思君忆君,魂牵梦萦。
翠绡香暖云屏,更那堪酒醒。
翻訳
彼女の情は高く真実で、眉は長く、鬢は青い。小楼の明月の下で筝を調べ、春風のような音を数声奏でる。あなたを思い、あなたを憶い、魂は引かれ、夢にもまとわりつく。翠の薄絹は香りを含み、雲母の屏風は暖かい。それでも酒が醒めた後、この相思にどう耐えられようか。
解説
この詞は短いが、閨中の女性の姿を層をなして描いている。冒頭の「情高意真,眉長鬢青」は、人格と容貌を同時に示す。情は高く真実であり、姿は清らかで美しい。単なる美貌の描写ではない。続く「小楼明月調筝,写春風数声」は、場所、動作、音を一つにする。小楼と明月には孤独な清さがあり、筝の音は春風のように柔らかく、心事を伝える。下片では「思君憶君」と直接言うが、上片の音楽から自然に続くため、平板にならない。最後の翠絹、香り、暖かな雲屏は、精緻で柔らかな閨房の物象である。しかし外側が温かいほど、酒醒めの後の孤独は耐えがたい。「更那堪酒醒」によって、全体の柔らかさの中に重い痛みが加わる。豪放で知られる劉過が、婉約の小令においても深い余韻を出せることを示す詞である。
作者紹介
劉過は南宋の詞人で、字は改之、号は龍洲道人。吉州太和の人。生涯官途には恵まれなかったが、気性は豪放で、中原回復についてたびたび意見を述べた。詞風には辛棄疾に近い慷慨さと、閨情や相思を写す繊細さの両面がある。『醉太平・閨情』は後者に属し、月下に筝を調べ、酒醒めてなお思いの深まる女性の姿を、短い篇幅でしっとりと描いている。