元曲
山坡羊(三)
Shān pō yáng · Qí sān
Lín quán gāo pān, jī yán pín guò, guān qiú shēn lǜ jiē cān pò.
Fù rú hé? Guì rú hé? Xián zhōng zì yǒu xián zhōng lè, tiān dì yì hú kuān yòu kuò!
Dōng, yě zài wǒ; xī, yě zài wǒ.
翻訳
林泉の楽しみに心を寄せ、粗末な食事と塩だけの貧しさにも甘んじ、官にあること、身の束縛、心の憂いをすべて見破った。富とは何か、貴とは何か。閑の中には閑の楽しみがあり、天地は一壺の酒のように広くゆったりしている。東へ行くのも私次第、西へ行くのも私次第である。
解説
この曲は隠逸後の自由を詠む。「林泉」は自然の清閑を、「齑塩」は貧しいが簡素な生活を表す。作者は貧しさを恐れず、官途の束縛から離れる代償として受け入れる。「官囚」という語は強く、官に仕えることを心身の牢獄として見る。結びでは、東西いずれに行くのも自分次第だという自由の感覚が示される。
作者紹介
陳草庵の「山坡羊」群は議論性が強く、口語に近い表現でありながら深い警世性を持つ。官途、貧富、是非、風波といった現実経験を短い句に凝縮する。