元曲
碧玉箫·盼断归期
### 标题
一搦腰围,宽褪素罗衣。
拣口儿食,陡恁的无滋味。
翻訳
帰る日を待ち続け、短い金の櫛で印をつけているうちに、それさえすり減ってしまった。 腰は一握りほどに細くなり、白い薄絹の衣もゆるく落ちる。 これはいったい何の病なのか。人にはどうにも分からない。 食べ物を選んで口にしても、急に何の味もしなくなる。 医者よ、この病はますます治しにくい。
解説
この曲の特徴は、生活感のある細部にある。「划損短金篦」は、帰期を待ちながら日を刻んだ結果、金の櫛まで傷んだことを示す。相思は抽象的な感情ではなく、日々の動作と物の傷として現れる。 後半では、相思が病として描かれる。腰は細り、衣はゆるみ、食べ物の味もなくなり、治しようがない。「知他是甚病疾」「医」といった語り口は、舞台上の台詞のようでもあり、関漢卿らしい口語的な生々しさを持っている。
作者紹介
関漢卿は、伝統的な題材に生きた場面性を与えることに優れていた。彼の相思は、抽象的な愁いではなく、動作、身体の変化、口語的な嘆きとして現れる。「碧玉簫・盼断帰期」は、金の櫛、衣、食欲といった日常の細部によって、待つ苦しみを鮮やかに描いている。