元曲

庆东原·黄金缕

Qìng dōng yuán · Huáng jīn lǚ

白朴

Bái Pǔ

Huáng jīn lǚ, bì yù xiāo,

黄金缕,碧玉箫,

Wēn róu xiāng lǐ xún cháng dào.

温柔乡里寻常到。

Qīng chūn guò le,

青春过了,

Zhū yán jiàn lǎo,

朱颜渐老,

Bái fà diāo sāo.

白发凋骚。

Zé dài qiǎng zān huā,

则待强簪花,

Yòu kǒng bàng rén xiào.

又恐傍人笑。


翻訳

金の糸、碧玉の笛。かつては温柔の里にもよく通った。しかし青春は過ぎ、朱顔はしだいに老い、白髪も乱れ始めた。無理に花を挿してみようかと思うが、人に笑われるのが恐ろしい。

解説

この曲は、老いの中で過去の風流を振り返る作品である。「黄金縷」「碧玉簫」は若い日の華やかな遊楽を象徴する。しかし「青春過了」から調子は一転し、朱顔と白髪の対比が老いを明らかにする。最後の「強簪花」は非常に具体的で、老いを知りながらもなお美しくありたいという未練を表す。同時に、人に笑われることへの恐れもあり、その複雑な心理がこの曲の味わいである。