元曲
庆东原·黄金缕
白朴
黄金缕,碧玉箫,
温柔乡里寻常到。
青春过了,
朱颜渐老,
白发凋骚。
则待强簪花,
又恐傍人笑。
翻訳
金の糸、碧玉の笛。かつては温柔の里にもよく通った。しかし青春は過ぎ、朱顔はしだいに老い、白髪も乱れ始めた。無理に花を挿してみようかと思うが、人に笑われるのが恐ろしい。
解説
この曲は、老いの中で過去の風流を振り返る作品である。「黄金縷」「碧玉簫」は若い日の華やかな遊楽を象徴する。しかし「青春過了」から調子は一転し、朱顔と白髪の対比が老いを明らかにする。最後の「強簪花」は非常に具体的で、老いを知りながらもなお美しくありたいという未練を表す。同時に、人に笑われることへの恐れもあり、その複雑な心理がこの曲の味わいである。