元曲

碧玉箫·笑语喧哗

### 标题

四块玉·闲适·适意行

笑语喧哗,墙内甚人家?

度柳穿花,院后那娇娃。

媚孜孜整绛纱,颤巍巍插翠花。

可喜煞,巧笔难描画。


翻訳

塀の内から笑い声と話し声が聞こえる。いったいどこの家だろうか。 柳をくぐり、花を抜けて、奥の庭に美しい娘が現れる。 彼女は艶やかに紅の薄衣を整え、髪に挿した翠の花飾りがかすかに揺れている。 なんとも愛らしく、どんな巧みな筆でも描き尽くせないほどである。 見ると彼女は、少し物憂げに秋千のそばにもたれている。

解説

この小令は、塀の向こうから聞こえる笑い声をきっかけに、庭の奥にいる娘の姿を描く作品である。はじめに声があり、ついで柳と花の間を通って視線が進む。人物は突然現れるのではなく、春の庭の気配の中から自然に立ち上がってくる。 「媚孜孜」「颤巍巍」という重ね言葉は、娘の艶やかさと髪飾りの揺れを同時に伝える。結びの「秋千架にもたれる」姿には、誇張された美人像ではなく、日常の一瞬に宿る生きた美しさがある。関漢卿らしい口語的で明るい描写が、人物の気配を近く感じさせる。

作者紹介

関漢卿は元代を代表する劇作家・散曲作家で、「元曲四大家」の筆頭に数えられ、後世には「曲聖」と称された。生涯については不明な点が多いが、都市の庶民生活、舞台芸術、女性の運命を生き生きと描いた作家として知られる。代表作には『竇娥冤』『救風塵』『単刀会』などがある。言葉は平明で力強く、俗語を自在に用いながら、人情の機微と社会の不条理を鋭く表現した。